MM-blog　靴、物欲ときどき、サッカー

その中でもこのシルバーフォックスは初めての女性用モデル、
他のRxの製品とは違って、ちよっと特異なモデルです。
このシリーズは元々、足に何か外的要因からの障害がある人や、
糖尿病など、内部からの疾病による足の負担に対する医療用の
目的のモデルなので、足には極めてやさしい半面、
見た目は二の次、という印象があるのですが、
シルバーフォックスは見た目が通常のワンストラップのパンプスで
その代わり履き心地はやや犠牲になっているように思います。
特に糖尿病の方にはおすすめできないように感じます。

シルバーフォックスが登場するまでは女性は
やや小振りなリリーフを選択する事が多かったようですが、
ヒール高約4センチ、ワンストラップのメリージェーンタイプの、
シルバーフォックスが昨年、登場してからは足に悩む女性にも
女性らしいファッションを楽しむことができるようになりました。

もちろん、立ち仕事などで足が疲れやすい方にも
ぴったりな、ごく普通の外見をしています。

名前の通り、これも銀の殺菌効果を使ったモデルなので
クロスライトが持つ抗菌・防臭作用が一層パワーアップされています。



このシルバーフォックスには
「かかとやアーチの痛みに悩む女性の為のシューズ」
という説明がつけられていますが、その代わり？
つま先はcaymanやmaryjaneのようにゆったりとはしておらず、
普通のパンプスとの比較では楽なのですが、
結構きゅうくつに感じたりもします。

とはいえ、このシルバーフォックスはRxシリーズですから、
特に足の健康と悩みを考えて作られている、APMAの認定シューズです。
(APMA：American Podiatric Medical Association アメリカ足病学医協会、足病医学協会)


ヒールの部分はしっかりと安定するようにデザインされています。
しっかりとしたカウンターでデリケートな足を保護するようになっています。
クロックスロゴもさり気なくこの部分に入っています。
履き口部分にはaliceなどにも見られた滑り止めが付けられています。



同じW7サイズのsilver fox（右）とmaryjane（左）。
メリージェーンの方が全体的にゆったりとしています。
内部のフットベッド構造はシルバーフォックスの方が立体的で、
土踏まずのアーチなども楽に支えてくれます。

サイズ選びですが、クロックス公式サイトによると実寸が薦められています。
実際の足のサイズが23.0〜23.5cmの人はW7（23cm）がおすすめサイズで、
甲高の人、ゆったり履きたい人は1サイズ上を選ぶようアナウンスされています。

私は普段メリージェーンやジュノー、トロイカ、アリスはM5W7サイズなのですが、
（ナディアはゆったり履きたいのでM6W8です）確かにこのシルバーフォックスは
W7ではかなりつま先が窮屈でした。しかし、W8だと踵がゆるいというのが迷いどころです。


履いてみるとこんな感じ。
踵の重心がしっかりとヒールのまん中で受け止められている事が判ります。
つま先部分も指の厚みが考慮されていて、
足病の方にも痛みが少なくなるようにデザインされていると納得です。