リネンのジャケットには根性が必要?

マオカラージャケット
別段、トラッドなスタイルが好きという訳ではないのですが、
ペナペナのケミカル素材がどうも好きになれないので、
天然素材を追っていると、今の流行の流れでは
ついカジュアルかコンサバなスタイルになってしまうんですね。

先日もセールでセットアップのスーツを2セット買い込んだのですが、
がっつりサマーウールと綿麻モノでございました。
(しかも一着はポール・スチュアートというトラッドっぷり)
夏用ですので、片方は半裏、片方はひとえ仕立てを選びましたが
これって日本の夏のジャケットには必須の条件ですよね。

ところが私は思いっきり総裏の夏物ジャケットを多数所有しています…
なかなか着る根性がないので、ほぼタンスの肥やし状態なのですが、
その最たる物が、リネン・麻のジャケットだったりします。

投稿者 kota : 11:47 | ささいなこだわり
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もともと、どうやら麻という素材は好きなようで、
遊・中川のバッグや麻小物については以前も記事にした通りです。
それと、去年でしたか、麻の夏布団をやっと見つけて買いました。

そんな感じで麻のアイテムは結構身近にあるのですが、
当然、衣類に関しても麻のジャケット、パンツ、スカート、ニット…と一揃えは持っています。
で、そんな中で困っているのが麻のジャケットなのです。
全部が総裏なんです!

スカートあたりなら裏付きなのは許せますが、(パンツはちょっとイヤ)
総裏のジャケットなんて、一体いつ着ればいいのでしょうか?
やはり春先だけのアイテムなのでしょうか?

と、思っていたら、ヨーロッパ辺りのセレブな方々は
今のシーズン、ちゃんと裏のついたジャケットを着ているんですね。
……あっ、湿度が低いから問題ないんだ!!
6〜8月、ヨーロッパから日本に帰って来ると、あまりのジメジメ具体に
湿気が体中にまとわりついている、と感じるんですよね。確かに。

ヨーロッパだと真夏でも、何かすると時に寒いと感じる事が多いですし、
しっかりとしたジャケットが丁度いい事も少なくありません。
やはりこの手の洋装は、基本、ヨーロッパのものなのでしょうか。


ところで、上の写真、コロニアルテイストたっぷりなマオカラーのジャケットです。
パナマ帽なんかが似合いそうなスタイルですが、マオカラーといえば
インドシナやマレーシアあたりの感じですが、あちらではやっぱり裏無しなのでしょうか?
しかしこのジャケット、ルミネのなんですよね〜
やっぱりトラッドの基本を踏むと裏付きになってしまうんでしょうか。
暑さに耐えつつ、仕事の際に結構着ていました。


リネンジャケット
こちらも総裏。かなり古い物ですが、
カール・ラガーフェルトのかなりフツーじゃないデザインのもの。
ボレロというにはちょっとゴツイ気が。


リネンジャケット
そしてこれが一番手強いリネンのジャケット。

「麻」というと、リネンの他、
熱帯で育つラミーやジュートやら、ついでにヘンプなども一緒くたにされていますが、
日本で衣類などに「麻」と表示できるのは亜麻(リネン)と苧麻(ラミー)のみだそうです。
日本では古くから苧麻は大変よく使われて来ましたし、
上布として現在も上等の布地として扱われています。

…が、ジャケットならばやはりリネンこそが最上、究極でしょう!!

とはいうものの、リネンは本来寒い地域の植物だからなのか、
リネンのジャケットって、ホント、しっかりしてるんですよねぇ〜
って、いい意味だけではなく、分厚くて暑い!!

このジャケットはセレクトショップなどでもパンツメーカーとして結構お馴染みの
ジャン・ブルジョワのものですが、かなり本気のジャケットです。
ラぺルとか見ていると、きっちり手縫いなんですよ!
写真でもお判りの通り、薄手のリネンやラミーのジャケットのように
あの麻の特徴ともいうべきシワがほとんど入っていません。
本来リネンというのはソフトな繊維だから…というより、きっと…
分厚いんです… 重いんです…
春先にしか着れないぐらいの暖かさです…

本気のセレブジャケット、北海道や高原リゾートで涼しく着るか
涼しい顔しつつ、汗だくになりながらも根性で着るかしかないようです。


ところで、リネンの服を買う際の注意ですが、
ショップで服を買う際、「リネン」と称されていても実はラミーという事も多いようです。
素材表示を見ても「麻」と書いているだけですし(酷い場合はリネンと書かれていたり)
私のような素人目にはそう簡単に区別はつかないので、
残念ながらお値段で区別するしかなさそうです。

私のイメージ的には、細かく皺が入り易いのはリネンよりラミー。
ぱりっ、としているのはラミーよりリネン。
ごわっ、としているのはリネンよりラミー。
光沢があるのはラミーよりリネン、という感じです。

投稿者 kota : 2009年7月30日 11:47
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